Our Story
Kurozu Switchが
生まれるまでの物語
Origin
縁がつないだこの一杯。
戦後に考古学と医学を修め、地域医療に尽くした創業者の祖父。自身の生き方と、幼い創業者に贈り続けた絵本を通じて、「学ぶこと、働くこと、誰かの役に立つこと——どれも、ひとつながりだよ」と伝えてくれた人でした。
それから20年後。日本企業の海外展開をサポートする仕事の中で、創業者は黒酢の生産者と出会いました。宮崎の名水の里で、伝統製法と発酵科学を融合させた黒酢をつくり、人々の健康と笑顔を引き出す姿。それは、どこか祖父の示した生き方と重なるものでした。
この出会いが、創業とKurozu Switch誕生のきっかけになりました。アメリカで農作業中に親しまれてきたお酢のリフレッシュ飲料「スウィッチェル」にヒントを得て、黒酢のアミノ酸はそのままに、ハチミツとシナモンでまろやかさをプラス。日々の気分やシーンのスウィッチに寄り添う——そんな一杯が出来ました。
Symbol
首長竜との再会、悠久の時間の価値。
祖父は私に、学ぶことや働くことの楽しさを伝えるため、よく絵本を贈ってくれました。なかでも、特別だったのがメアリー・アニングの物語でした。19世紀のイギリスで、貧しい出自ながら独学で化石発掘を学び、女性への強い偏見を乗り越えて首長竜を発見した彼女。自然や恐竜に夢中だった子ども時代の私にとって、その人生は印象深いものでした。
2024年、私は当時滞在していたロンドンで、「黒酢でビジネスがしてみたい」という漠然とした思いを胸に、あてどもなく大英自然史博物館を訪れました。館内を歩き、細い回廊を曲がったとき——壁いっぱいに掲げられた首長竜の化石が、目に飛び込んできました。その化石こそ、あのメアリー・アニングの発掘した首長竜そのものだったのです。
その瞬間、首長竜をビジネスのアイコンにするアイデアがひらめきました。「学ぶこと、働くこと、誰かの役に立つこと」という祖父の教えは、メアリーの人生とどこか通じるものがあり、首長竜の化石はそれを象徴するように思えました。さらに、過去から現代へ価値を伝える化石の役割は、伝統の味と価値を現代に届ける黒酢とも重なりました。
その小さなアイコンには、祖父の教えから黒酢への想いまで、私たちの物語が宿っています。